社交ダンスドレス|スカートの丈を長くリメイク
フジタでは(ご購入時は当然ですが)レンタルのご契約でも、レンタルされるお客様のご身長にあわせてスカート丈を切ってしまいます。そのため、例えば以前に身長の低い方がレンタルされたドレスを、次に身長の高いお客様がご希望されるとスカート丈が短すぎます。そういった場合、スカート丈を長くするお直し作業を承ります。方法はいくつかありますが、生地を長く伸ばすことはできないので、段々のスカートにさせていただく方法が最も一般的です。
ステップ1:印を付ける
一番内側のスカート生地に新しいスカートの段(生地)を取り付ける位置の印を付けていきます。
印がすべて床と平行になるよう、ドレスをトルソに着せて慎重に印を付けます。
ステップ2:生地の裁断
スカートに段を足すための新しいスカート生地を裁断します。
社交ダンス用ドレスのスカートは踊りを妨げないよう、円周がとても大きいため、裁断は大がかりな作業の一つです。
ステップ3:スカート縫い付け
ステップ1で印をつけた位置に、ステップ2で裁断した生地をミシンで縫い付けます。
ステップ4:裾のカット
ステップ2で裁断した生地は完成状態の長さよりも長めに裁断してあります。
ドレス本体に縫い付けた後で、トルソにドレスを着せ、床からの長さを測りながら慎重に仕上げる長さにカットします。
ステップ5:裾の仕上げ処理
スカート裾の仕上げ方には様々な方法があります。
今回の事例では表面のスカートにあわせて、付け足した内側の段のスカート裾にも細い幅のホースヘアを巻き込んで仕上げます。
フジタではたった1度だけお召しいただくレンタルドレスであっても、お客様が一番お気に召したドレスで踊っていただけるよう、ドレスをお客様のお身体に合わせるために最大限の努力をいたします。
ボディサイズのお直しはもちろんですが、スカート丈についても、短くする、あるいは長くするというご希望に添えるよう全力を尽くします。
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ブログ監修者
川合 真桜子
(かわい まおこ)
ダンサー、オペラ歌手。 JDCプロフェッショナルラテンアメリカン元B級 EJBDFプロフェッショナルラテンアメリカンB級、プロフェッショナルスタンダードC級 東京音楽大学 声楽演奏家コース卒業。 同大学院修士課程オペラ研究領域修了。 東京二期会オペラ研修所予科特待生、本科特待生、本科修了時に奨励賞受賞、マスタークラス特待生。 これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」よりデスピーナ役、「秘密の結婚」よりカロリーナ役、「魔笛」よりパパゲーナ役、「ドン・ジョヴァンニ(抜粋)」よりドンナ・アンナ役等を演じる。 2019年よりフジタのスタッフとしても就業中。